トレードフェア2012春ベストプランツ賞~一般審査の部~

3月3日(土)弊社ではJFIトレードフェア2012春を開催させていただきました。
ご出展ご来場いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
さて、さっそくですがベストプランツ賞(一般審査の部)の結果を発表させていただきます。
ベストプランツ賞~一般審査の部~は出展者の方にエントリーいただいた商品の中より、
一般消費者の方に審査いただき、ポイント制にて選ばせていただきました。
今回はカテゴリーA(参考上代~999円までの商品)、カテゴリーB(参考上代1000円以上の商品)、
カテゴリーC(ラン)の3部門となっております。
さて、気になる結果ですが、
カテゴリーA ベストプランツ賞
ブルーデージー ハニーブルー
川里花き出荷協議会 小河原正純 さま
小河原さまは昨年の一般審査の部でも見事ベストプランツ賞を受賞。
今回はサイズを替え、2年連続でベストプランツ賞を射止められました。世界初の黄金葉のブルーデージー。
温度と日照条件によっては葉の美しい黄金色があせやすくなるのでご注意を。
育種にも力を入れられている小河原さま。今度はどんな驚きを届けていただけるのか、期待してます。
カテゴリーA 第2位
ミニバラ 芳香種MIX
安城グリーンウェーブ 愛安ローズ さま
今回バラのエントリーは他にも数点いただいておりましたが、愛安ローズさまが選ばれた要因は
やはり香りを前面に出したところでしょうか。「芳香種」と書いてあるとどんな香りか確かめてみたくなりますし、
実際商品に触れてみると自然に愛着も湧いてきます。「色もきれい」とのコメントも多かったです。
花屋さんでも実際に手に取っていただく機会が多くなるのではないかと思います。
「色や形も勿論ですが、バラの魅力として香りというものがあり、もっと多くの人々に楽しんでいただきたかった」
「育種等にも積極的に取り組みもっと商品の幅を増やしたい」とおっしゃった愛安ローズさま。楽しみにしています。
カテゴリーA 第3位(同ポイント)
モコモコモス
高木ガーデン さま
「やはりモコモコモスという名前かな」「もっと気軽に植物を楽しんでいただきたいと思って」とおっしゃっていた高木さま。
確かにセラギネラと書いてあるより、モコモコと書いてある方が実際に触ってみたくなりますよね。
ラベルに対しても好意的なコメントを数多くいただいており、シンプルですが完成度の高い商品です。
他にもスパティは丈夫で花粉の少ない品種に切り替え、ネペンテスも底面給水にしてあるなど
実際に使っていただく方のことをよく考えられていると思いました。
カテゴリーA 第3位(同ポイント)
ミミカキグサMIX
大彰園 さま
「小さすぎて完成品ではないから恥ずかしい、(賞を頂いて)申し訳ない」と大彰園さまはしきりに恐縮されていました。
いやいや、小さくても充分存在感がありました。商品もご自身の写真も勘弁してほしいとおっしゃっていましたが、
後日花の画像をわざわざ送ってくださいました。こちらがその画像です。
この3種類のミックス。左よりウサギゴケ、クリオネ、サクヤヒメ。
「かわいい」「身近なひとにプレゼントしたい」との意見を審査員の方よりたくさんいただきました。
続きまして
カテゴリーB ベストプランツ賞
ミニモコポール
サキュレントファーム モコポコ さま
「自分の部屋に置いて楽しみたい」「プレゼントすると喜ばれそう」「おしゃれ」「かわいい」「かっこいい」
などいろんな角度から好意的なコメントをいただいていたオールラウンドな商品。
サキュレントファーム(かっこいい!)モコポコ(かわいい!)と会社名に独特のセンスがすでに現れていましたね。
商品化には苦労されたようで「土台を金属や木やいろいろ試して形になったのが5年ほど前」
「もっといろんなところに置いて多くの人に楽しんで欲しい」と小型化したのがこの春。
あっという間に予定数を完売。このインタビュー中も問合せが相次いでいました。
「今年の秋にはまた納品できるよう頑張りますので、しばらくお待ち下さい」とのことです。
約束ですよ。よろしくお願いします。
カテゴリーB 第2位
クレマチス2色植え
長谷川園芸 さま
「母の日の定番であるクレマチスですが、(たくさんの商品が並ぶ売り場の中で)もっと存在感を示せる、
1つ上の豪華さを感じていただける商品はできないか、という考えのもと企画した商品です」
とおっしゃった長谷川園芸さま。審査コメントも「美しい」「存在感がある」との意見が多く、長谷川園芸さまの
思いはしっかり伝わっているようでした。
「(調整には苦労するだろうが)今後はもっといろいろな組み合わせに挑戦したい」と意欲的なコメントをいただきました。
カテゴリーB 第3位
あおい玉(大)皿付き
安城グリーンウェーブ 山下園芸 さま
「かわいい青色の花をたっぷりつけた玉仕立ての商品です。お好みのお皿にのせて和洋どちらでもお楽しみいただけます」
とさすがに慣れていらっしゃる山下園芸さま。しっかり考え抜いていらっしゃることが感じられます。
正直なところ私も市場の人間としておなじみの商品という認識でしたが、
審査員の方々からこれでもか、との「かわいい」の連発。まだまだ新たな喜びをもって迎えられていました。
もっともっと我々も宣伝等努力しなければならないなと実感した次第です。
「とにかく水は中心までたっぷり」と笑顔で管理のポイントも伝えていただきました。
(長文になり申し訳ありません。生産者の方や審査員の方のおもいをしっかりお伝えできたらと思います)
続いて
カテゴリーC ベストプランツ賞
CYM.庭らん寄せ植え
(有)加藤洋らん苑 さま
「無理して作り込んだというよりは、自然なスタイルを追求してたどり着いた商品です」
「普段使いで気軽に楽しんでいただけたら」とおっしゃられた加藤洋らん苑さま。
「玄関やリビングで楽しんでいただいたあとは、鉢から出し地植えして長く楽しんでいただきたい。
花も比較的付きやすいと思いますよ」「ランのいろんな楽しみ方を提案してゆきたい」ともおっしゃっていました。
「静けさ」「落ち着く」「品がよい」「和の喜び」等審査員の方々からも絶賛の嵐でした。
カテゴリーC 第2位
EPI.エピデンドラムMIX寄せ
杉村洋蘭 さま
「春らしい色合いが好もしい」「いろんな色があって楽しい」「元気がでる」と
女性の審査員の方を中心に票をあつめた商品です。
杉村洋蘭さまも「大輪で花持ちも良く、いろんな色の組み合わせを楽しんでいただけたら」
と楽しそうにおっしゃっていました。「花色も鉢ももっとパターンを増やしていきたい」
との積極的なコメントもいただき、こちらも前向きな気持ちになりました。
カテゴリーC 第3位
RAN.洋らん寄せ植え
㈱向山洋蘭 さま
「動きを感じていただけるような形を作るよう心がけている」「季節感も表現したい」
「1つの鉢でいろんな世界を表現できたら」と実にいろんな可能性を詰め込んである商品です。
審査員の方からは「一鉢でいろいろ楽しめる。面白い」との意見が数多く寄せられました。
「イメージを伝えていただければ出来るだけオーダーにも対応したい」とのこと。
あなたも自分の世界を伝えてみてはいかがでしょうか。
以上、一般審査の部の結果でした。
皆さま本当におめでとうございます。
大事な商談時間内に誠に丁寧に対応いただき、ありがとうございました。
この他にも魅力的な商品を多数出展いただいており、全てをお伝えできないのが悔しいばかりです。
最後にもう一度繰り返します。
エントリーいただいた皆さま、審査いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、
本当にありがとうございました。