JFIトレードフェア2017春 ベストプランツ賞
2017年2月25日にJFIトレードフェア2017春を開催。全国より多くの方々が一堂に会して、活発な商談が行われました。来場された皆様方には運営にご協力頂きありがとうございました。
さてそんな中、恒例のイベントになりました「ベストプランツ賞」の審査を前日に行いました。こちらは、一般消費者の方に審査頂き、総エントリー数42件の中から選ばれたものです。今回はその受賞理由と、受賞された方々のインタビューをあわせてご紹介します。
【誰かに届けたい 部門】
「誰かに届けたい部門」は松村洋蘭 様の「PHAL.‘ピンクピース’」が選ばれました。
一般消費者の方からは、「花色がステキ」、「葉が肉厚でモリモリしている」という意見を頂きました。
「花色がステキ」なのは、「肉厚でモリモリしている葉」との調和による美しさ、なのかもしれません。モリモリの葉をよく見ると、1株から複数の花茎が出ているに気がつきます。なんと、通常1年程かけて株の育成をするところ、さらに10ヶ月(計22ヶ月)かけて熟成させた、とのことです。なるほど、花だけでなく、熟成された株による全体の草姿も美しいです。誰かに届けたくなります。
松村洋蘭様によると、この「PHAL.‘ピンクピース’」は、熟成胡蝶蘭、というそうです。6年の試行錯誤の末に、昨年の秋にリリースしました。現在は、‘ピンクピース’の他に、‘キングアマビ’(花色:白)、 ‘ゴールデンマンボ’(花色:黄)、計3色があります。今後は、バリエーションを増やすとともに、ブランドの確立(商標登録済み)を狙っていく、そうです。
【おうちの周りを彩りたい 部門】
「カリブラコア‘ティフォシー’(アンティーク・シリーズ)」 ジョルディ カワムラ 様
「おうちの周りを彩りたい部門」はジョルディ カワムラ様の「カリブラコア‘ティフォシー’(アンティーク・シリーズ)」が選ばれました。
一般消費者の方からはとくに花色に関する様々な意見を頂きました。形容すると「大人色」の一言に尽きます。
カリブラコア‘ティフォシー’は、ビビットカラーの小さな花が人気ですが、今回受賞の‘ティフォシー’はアンティークカラーの花色。一般消費者の方からは、「大人っぽい色合いで可愛い」や「他の植物とのハーモニーが楽しめそう」、との声がありました。
ジョルディ カワムラ様によると、「カリブラコアを寄せ植えやギャザリングといった園芸作品のなかで素材として使えるにように、と育種してきた」とのことです。また、花色については、カラーラインナップを増やしていくそうです。まさに、「おうちの周りを彩り続けるカリブラコア」ですね。
【おうちの中に飾りたい 部門】
「エラチオール ベゴニア ‘ルネッサンス プット NEO’」 宇佐美園芸 様
「おうちの中に飾りたい部門」は宇佐美園芸 様の「エラチオール ベゴニア ’ルネッサンス プット NEO‘」が選ばれました。
一般消費者の方からは、「部屋の中が明るくなる」や「可愛いお花」と言った声がありました。
よく花びらを見ると、雪の結晶のような形をしています。蕾・開花時はグリーンですが、これが徐々に明るいオレンジへと変化していきます。寒く寂しい季節に可愛いお花が部屋を徐々に明かりを灯してくれるようです。
宇佐美園芸様によると、この‘ルネッサンス プット NEO’は、「開花がゆっくりで、長い時間楽しめ、よりゴージャスへと育種してきた」とのことです。バラやランのように豪華だけれど、可愛い。その上、花持ちも良い・・・、「おうちの中で飾りたい」ですね。
【当日審査 部門】
「エラチオール ベゴニア ‘ルネッサンス プット NEO’」 宇佐美園芸 様
「当日審査部門」は宇佐美園芸 様の「エラチオール ベゴニア ‘ルネッサンス プット NEO’」が選ばれました。「おうちの中で飾りたい 部門」とのW受賞です。おめでとうございます。
以上ベストプランツ賞審査結果の発表でした。
次回はJFIトレードフェア2017秋にてベストプランツ賞審査を予定しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
トレードフェア実行委員会 坂 賢忠