JFIトレードフェア 2017秋 ベストプランツ賞
2017年9月30日にJFIトレードフェア2017秋を開催し、大盛況のうちに終了しました。また、たくさんの皆様のご来場、ありがとうございました。
さて、来場者(買受人・招待客)の方と一般消費者の方が選んだ一押しの商品、「ベストプランツ賞」をご紹介します。ベストプランツ賞は、総エントリー数31件の中から「来場者による審査1つ」と「消費者による審査3つ」の計4部門に分けて、投票し、ここで最も得票ポイントの多かった商品としています。今回はその受賞理由と、受賞された方々のインタビューをあわせてご紹介します。
【誰かに届けたい 部門】
「PHAL.‘ティファニー’」 蘭工房 様
「誰かに届けたい部門」は蘭工房 様の「PHAL.‘ティファニー’」が選ばれました。
一般消費者の方からは、「かわいい」、「花がいっぱい」という意見を頂きました。
確かに、ピンク系の複色である小さな花をいっぱいにつけている姿は、「かわいくて」、誰かに届けたくなります。それに、「花がいっぱい」と感じるのは、「独特の草姿」によるもの、なのかもしれません。花のつき方を良く見ると、花茎が枝分かれしている事に気がつきます。なんと、それぞれの枝に花がついています。なるほど、「花でいっぱい」になるわけです。
蘭工房様によると、この「ティファニー」は、今回のトレードフェアで初お披露目となる新品種、とのことです。現在は、商品性を確認する段階で少量の生産ではあるものの、すでに大きな反響がある、そうです。
【おうちの周りを彩りたい 部門】
「ガーベラ‘ロイヤル’」 山下 正美 様
「おうちの周りを彩りたい部門」は山下 正美 様の「ガーベラ‘ロイヤル’」が選ばれました。
一般消費者の方からは、「がっちりしている」や「ぐんぐん育ってくれそう」という意見を頂きました。
山下 正美 様のガーベラ‘ロイヤル’は、「株ががっちりしている」いるのはもちろんですが、株の大きさに対して花が大きく目に写ります。何か秘密がありそうです。
山下 正美 様によると、「葉の数に至る細部まで、仕上がりイメージを決めてから、生産を始める」とのことです。このイメージを具現化する栽培技術と管理はさすがですが、さらに消費者の評価を基に、たえずブラッシュアップを繰り返しています。そんな過程を経て生産されたためか、買受人様から「長く楽しめるガーベラ」との声を聞きます。まさに、「おうちの周りを彩り続けるガーベラ」ですね。
【おうちの中に飾りたい 部門】
「ヨセウエ(秋紅葉ぼんさい膳)」 ハピネスグリーン 様
おうちの中に飾りたい部門」はハピネスグリーン 様の「ヨセウエ(秋紅葉ぼんさい膳)」が選ばれました。
一般消費者の方からは、「部屋が秋のイメージになる」や「紅葉が楽しめる」と言った声がありました。
ハピネスグリーン様は、昨年2016秋にて同部門で受賞されています。前回は、「ヨセウエ(紅葉浪漫おわん寄せ)」で、今回と紅葉をモチーフにしているところは同じですが、存在感がまるで違います。ハピネスグリーン様によると、今回は、「特にインスタ映え(写真写り)を意識した」とのことです。一般消費者は、園芸植物には「育てる楽しみ」と「インテリア装飾品」といった要素を求めていますが、それらをこっそりと自慢した気持ちもあります。ぜひ、「ヨセウエ(紅葉浪漫おわん寄せ)をおうちの中で飾って」、SNSに投稿してはどうでしょうか、インスタ映えすること請け合いです。
【当日審査 部門】
「ベゴニア」 木村園芸 様
「当日審査部門」は木村園芸 様の「ベゴニア」が選ばれました。「このテラリウムは、かっこいい」という声が多く聞かれました。金属光沢の葉に照明が当たる様は、最上級(ベスト)の輝きでした。まさに、ベストプランツです。
以上ベストプランツ賞審査結果の発表でした。
次回はJFIトレードフェア2018春にてベストプランツ賞審査を予定しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
トレードフェア実行委員会 坂 賢忠