JFIトレードフェア2013春 ベストプランツ賞

こんにちわ~。
JFIトレードフェアー2013春が開催されました。ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
前日の一般消費者さまにご審査頂きましたベストプランツ賞の発表を各賞受賞の出展者さまの声とともにさせていただきます。
また当日審査はご来場の買参さまとそのご招待客さまに審査していただきました。
今回のペストプランツ賞出展数は過去最高の80点に上りました。その全ての思いがこもった商品から、お集まりいただいた一般消費者の皆様に3つの視点(部門)でそれぞれ選んでもらい、得票数の高い商品がベストプランツ賞として決定します。
贈りたいもの部門
PHAL.3種寄せ All For One
松村洋蘭㈱様
よく見る胡蝶蘭ギフトのスタイルは単色の寄せ植えが一般的だが、違った見せ方でどんなカタチがあるかと考えたときに、作者である松村さんご自身が欲しいと思えるカタチを叶えるために作ったといいます。
こだわりはズバリお得感。1鉢で3色の花色が楽しめて花の本数も多い。
春はいろんなイベントがあり、花を贈り贈られる機会も多い。花のギフトといえば花束が思いつくであろうが、その花束の色彩やボリューム感を1鉢で演出した上で花持ちが良い。花束のように使っていただけたらと作者は言う。
今や胡蝶蘭の生産は品質は高くて当たり前になっている。そんな中で見た目に新しくいかにお客様の心を動かせるか、挑戦の意味も込めて送り出した。
一般消費者である審査員様の声の中には、
「3色も入って華やかで豪華。」
「1つでいろいろ楽しめるから。」
など正に作者が狙った購買意欲をそそる演出がニーズにかみ合った結果となりました。
今後の更なる挑戦が楽しみです。
もらって嬉しいもの部門
ボトルフラワーアイランド
(有)宮川洋蘭
新しい提案のカタチで受賞となった宮川さんは満面の笑みと溢れ出んばかりの思いでインタビューに答えてくれました。
日々の生産の中でどうしても出てしまう規格外のいわゆるB品はこれまで廃棄処分することがほとんどで、時々近所のご婦人たちに渡すと大変喜ばれた。そんな中、以前オランダのホテルで精巧なボトルフラワーを見て驚いた記憶がよみがえる。そのときの印象が駆り立て、調べてみるとメイドインJAPAN、久留米で作られている事を知った。その作出者に教えを請いに伺ったが、細かい技術は門外不出でその後自作で方法を探り、今の形にたどり着くのに1年以上の歳月を要した。難しいのは乾燥させる技術。プリザーブドフラワーは単色でしか発色出来ないが、ドライはグラデーションやバイカラーが可能で花本来の豊かな色彩感を演出できる。
生産に関わるパートさんは3名で愛着を持って作ってもらっているそうです。
新たな楽しみ方の提案として、清潔感を大切にホテルや病院、家の中ではトイレやお供えとしての用途にも向いています。
審査員様からは
「インテリアとして使いたい。」
「クリスタルな輝きがきれい。」
「手間いらずで10年以上も長く楽しめるのがいい。」
など作者の意図したところが評価につながりました。
今後はもっと華やかな商品も開発して行く意向で、デンファレ以外の素材も使いバリエーションを増やしお客様の様々なシチュエーションにお答えできるを目指されます。
使い勝手多様な商品なのでこれからいろんなところでお目見えできそうです。
自分で使いたいもの部門
こちらの部門からは2点の商品が得票同数で受賞されました。
出展順にご紹介いたします。
多肉植物 ミニポール
サキュレントファーム モコポコ
過去にも受賞されたことのあるサキュレントファーム・モコポコの野中さん。モコポコの代表商品「モコポール」は近くの花店のアイデアで生まれた商品で、商店やオフィス、ホテルなど装飾向けの大きめの商品であった。置き場所を選び高価格な為、一般消費者向けに作ってみようと考えミニモコポールを開発されました。
更に花屋さんなどの意見を参考に、今回の形(サイズ、箱入り、贈り物に適した単価)にたどり着いたと野中さんは商品誕生のお話をされました。
ベースになる多肉植物はこだわりの自社生産品で、配置と大きさ、色目を考え少し大きめのクリプタンサスとエアプランツを据えた。
審査員様からは、
「おしゃれでかわいい。センスがいい。」
「行け方がステキ。」
「和洋選ばず、どんな場所にも置ける。」
と素晴らしい言葉が彩られました。
売場の方でも消費者にも補修は簡単に出来るので、良い状態で楽しんで欲しいと野中さんからは長く楽しんでという思いがたくさん出ていました。
そしてもう1点
天皇梅 苔玉 中皿付
安城グリーンウェーブ 山下園芸
今回選ばれて最もうれしいカテゴリーから選出された。
商品について山下さんは、天皇梅自体がレアなものなので、認知を高める為に幅広いお客様を対象にした商品を作りたかった。この時期は天皇梅にとって絶好の時期。
染色した装飾用の水苔でサイズ感もお手軽に置き場所を選ばない。開花期は特に乾きやすいが、苔玉なのでそのまま水に全体を浸してもらうと芯にまで水が届いて上手な水管理が可能となるそうです。
審査員さんの声としては
「小さくてかわいい。」
「お手入れが簡単で、玄関にいつも置きたい。」
「咲いてくるのが楽しみ。」
2月末のかわいいツボミの状態から4月末までの長期間お花を楽しめるとあってお家で春を満喫するには恰好のアイテムと言えるでしょうね。
以上が前日の一般審査の部の結果でした。
続けて当日審査の部の発表です。
当日審査はトレードフェアーの開催中に、実際仕入れをしていただくご来場の買参様、ご招待客様がお気に入りの商品に投票していただきます。
それでは今回の1位の商品です。
ヘデラ(雪の妖精、モコモコ) 2種セット
広野園芸
広野さんのオリジナル商品です。非常にめずらしく、相対するその葉姿は見ていてとてもおもしろいと思います。
ご来場者様よりたくさんの票を獲得されました。本当におめでとうございます。
JFIトレードフェアー2013春「ベストプランツ賞」の発表でした。
本当にたくさんの方からご協力を頂きました。
ありがとうございました。
(トレードフェアー実行委員 石川紀史)